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おはようございます。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、僕は基本的に一人で不動産業をやっています。主には「賃貸・売買の仲介」を行っていますが、小さい会社のため、大手さんのように集客に多額の広告宣伝費をかけられないので、もっぱらご紹介をいただいたりしています。
先日、妻がお友達から、「〇〇ちゃん(妻の名前)の旦那さんにおうち探しを頼むと、貯金や年収を知られちゃうんでしょ?」と言われたそうです。

というわけで、今日は「知り合い(お友達)の不動産屋さんに貯金や年収を知られずに部屋を探せるか?」について書いてみたいと思います。

いつものように、いきなり結論です。

「年収や貯金を教えていただかなくても、ウチならおうち探しは出来ますよ!!」

ということです。

おわり。



じゃなくて、説明しますね。

まずこの質問を聞いて最初に思ったのは「一般の方にはそう思われているんだな(驚)」ということ。

僕も不動産業界に足を踏み入れて早や17年。いつの間にかすっかり不動産屋さん的思考に染まっていたみたいです(笑)。

冷静に考えれば、「親しいからこそ、デリケートな部分(年収や貯金など)は知られたくない」というのは当然かもしれません。

では、なぜ「年収や貯金を知られてしまうと思うのか」を考えてみると、どうやら住宅ローンの手続きのことでそう思われるみたいです。

多くの仲介会社さんが「代行手数料」を取るために「提携ローン」などを勧めて、手続きを代行したりしていることについては以前の記事で書いた通りです。住宅ローンの審査申込書には当然、「年収欄」があり、審査手続きには「源泉徴収票」が必要ですからね。

つまり、逆の言い方をすれば、「自分で住宅ローンの手続きをすれば、年収を不動産屋さんに知られることはない」ということです。

むしろ以前からお伝えしている通り、「住宅ローンは人任せではダメよ!!」ということです。 

実際、僕は住宅ローンの相談には乗っても、手続きはご自身でお願いしているので、過去にお部屋をご紹介したお友達の年収は知りません(笑)。

「貯金」についても、僕らにいくらあるかを伝える必要はなく、登記費用や手付金などの諸経費さえ現金で用意できれば、貯金の有無に関わらず、残りはフルローンで借入することもできます。(もちろん審査内容によりますが)

他に住宅ローン申込書以外で知る方法があるとすれば、「購入申込書」の記入欄かもしれません。

この購入申込書も、不動産屋さんごとに「書式は自由」ですので、僕の会社ではシンプルに徹しています。

最低限、「購入希望金額」「手付金」「ローンの利用有無」「契約希望時期」「その他条件」があれば、そのほかは住所氏名くらいで、年収はおろか、勤務先すら書かなくても実際は問題ありません。(この辺は会社ごとに考え方が違うので何とも言えませんが。。。)
そして、重要事項説明書や売買契約書にも通常「年収欄」「勤務先欄」はありません

ほら、知ろうとしても知る方法がないんです(笑)。

もちろん、「この年収なんだけど、どのくらい借りられるかな?」という相談には乗りますよ♪。

最後に、知り合い(またはお友達)の皆さんにお知らせです。

ご存知の通り、僕はほぼ一人でやっているため、紹介のお客様はとてもありがたいです。
もちろん知り合いだからこそ、通常よりもプレッシャーがかかる面もありますが(笑)、依頼を受けた以上「頼んでよかった!!」と思われることを第一に考えています。もちろん決めてもらえればそれが一番ですが、決まらなかったとしても「役に立てればそれでいい」と本気で考えています(この場合、ぜひ他の方を紹介してくださると嬉しいです(笑))。

ということで、今すぐおうちが必要な方もそうでない方も、ぜひ一度相談だけでもしてください。

いつでもお待ちしております♪

おしまい。